静鉄グループでは、目指す将来像を共有し、グループ一丸となって持続的な成長を実現するための、目標や計画を策定しています。今回は、2025年度計画の策定担当者にお話を伺いました。
現在静鉄グループで推進している計画について教えてください。
静鉄グループは、外部環境の変化に対応しながら、これからも地域とともに持続的に成長していくための“羅針盤”として、「長期経営構想」を掲げています。そして、その構想を実現に近づけるため、2023年度から2025年度の3カ年での目標や取り組みを具体化した「中期経営計画2025」を策定し推進しています。
<中期経営計画の体系・位置付け>


中期経営計画では、どんなことを目標としているのでしょうか。
「財務規律の定着」と「各社自律性の追求」をキーワードに、事業の健全な維持・成長と、従業員のウェルビーイング向上を実現することを基本方針としています。わかりやすく言い換えると、利益目標や設備投資にグループ統一のルールを設定し、グループ経営を推進する。一方で、グループ各社が考える経営ビジョンをもとに、今まで以上にビジョン達成に向けた取り組みを推進する、その会社「らしさ」を大切にした計画としています。またDE&Iや健康経営、心理的安全性の高い職場づくりの推進により、従業員のウェルビーイング向上にも努めています。

2025年度は現在推進している中期経営計画の最終年度にあたります。具体的な取り組みについて教えてください。
2025年度は中期経営計画で定めた目標を実現するための締めくくりとなる重要な1年です。中期経営計画での重点項目「モビリティ変革」「環境」「DX・マーケティング/デジタル活用」「ウェルビーイング向上」について、本年度の取り組みを一部ご紹介します。




今年度、他にも力を入れて取り組んでいくことがあれば教えてください。
今年は大阪・関西万博が開催されますので、静鉄ホテルプレジオ大阪心斎橋にてお客様の受け入れを行うほか、高速バス「静岡大阪線」を万博会場まで毎日運行します。
また、より魅力ある街づくりに向けて、静鉄電車沿線も変化していく一年となります。沿線のさらなる活性化に向けて、盛り上がりを創出していきます。
最後に、計画策定の担当者としての想いをお聞かせください。
コロナ禍を経て大きく変化した社会に対応しながら、中長期的な成長を目指して進めてきた中期経営計画。その最終年度となる今年度は、これまでの取り組みをしっかりと実らせ、次につなげていくための大切な一年と位置づけて計画を立てました。
外部環境が変化する中においても、当社グループの取り組みが魅力ある街づくりに繋がり、「静岡に住み続けたい」「静岡に住んでいてよかった」と思っていただけることが、私たちの最大の喜びであり、また使命でもあると感じています。
地域の皆さまにとって、「“静鉄グループがあって良かった”という安心感」と「静岡ならではのいろどり」を感じていただけたら幸いです。