昨年度から始まった新規事業提案制度「みらいろ」は、静鉄グループの従業員なら誰でも新規事業の開発に挑戦できる制度です。社員が自由に事業プランを提案でき、採択されれば専任者として実際のプロジェクトを進められるのが大きな特徴です。
2025年度の「みらいろ」スケジュール
第2期は、以下のようなスケジュールで進行しています。
- 4~5月 :応募期間
- 6月 :一次審査(書類審査)
- 7~9月 :ブラッシュアッププログラム
- 9月中旬:二次審査
- 10~2月:実証実験
- 3月 :最終審査
4~5月に参加者を募集し、6月の一次審査を経て、現在9チームが「ブラッシュアッププログラム」に取り組んでいます。
ブラッシュアッププログラムについて
一次審査通過者は、約3カ月間のプログラムを通じて、事業プランを磨き上げていきます。
全3回の集合研修では、参加者が一同に集まり、実践的なワークショップ形式の研修を行います。
また、全8回の勉強会では、収支計画の作り方やマーケティング・営業戦略など、事業計画の策定に役立つ個別のテーマに沿って、参加者それぞれが興味・関心のあるものに任意で参加できるようになっています。
集合研修Day1の様子
ブラッシュアッププログラムのキックオフでもある集合研修Day1が7月上旬に開催されました。午前は、プログラムの概要説明や昨年度ファイナリストチームの講演。午後は、専属メンターの土井雄介さん(株式会社UNIDGE Co-CEO)から「新規事業の全体像と初期仮説の進め方」についてご講義いただいた後、実践型のワークショップを行いました。
ワークショップでは、自らが応募した事業プランによって「解決したい顧客課題」を具体化・明確化していくために、実際に顧客ヒアリングの実行計画を策定しました。そして、アポ取りのコツや心構えなども教えていただいた上で、全チームがヒアリングのアポイントを取ることをゴールとして取り組みました。さらに研修の最後には、各チームの事業プランの発表を行った後、みらいろを支えていただく応援メンター様との顔合わせも行いました。



メンターについて
みらいろでは、新規事業の立ち上げなどに精通した社外の方々にメンターとしてご支援をいただいています。みらいろ全体や研修などの基本設計に携わっていただく専属メンターや勉強会講師、参加者の事業プランの壁打ち相手として携わっていただく応援メンターなど総勢16名の方が、参加者と事務局に伴走してくださっています。
また、昨年度の第1期みらいろで最終審査を通過した2名も応援メンターとして参加しています。事業化を目指すお二人の「今」については、次の特集記事にてご紹介させていただきますので、ご期待ください!