第1回【東海自動車工業】2025年6月18日で設立80周年。長年築いた整備ノウハウで大型バス、トラックからマイカーまで安全安心を支える

自動車整備事業を中心としたクルマの総合サービス会社、東海自動車工業(通称「東海自工」)。実は設立間もない頃から静鉄グループの一員です。静鉄バスの整備はもちろん、企業や官庁の車から個人のマイカーまで幅広く手掛け、2025年6月18日で設立80周年。最近あるプロジェクトで静岡県民の注目を集めました。

清水エスパルスの遠征を支える選手バスがこの2025年シーズンから新車にリニューアルされました。長年選手バスの整備を担当してきた東海自工も、このリニューアルプロジェクトに貢献しています。バスの買い替え提案から仕様選定まで進めてきた営業の高橋昌治さんにお話しを伺いました。

プロジェクトを担当した営業部 高橋昌治さん

「前のバスはチームができて間もない1994年から大切に整備し続けてきた第1号車でした。おかげで走行距離40万キロを超えても足回りやエンジンは全く問題ありませんでしたが、車内設備の経年劣化もあり、選手たちが車内で快適に過ごせるよう買い替えを提案しました。
選手バスは座席数からシートの位置や種類、内装までフルオプション。エスパルスの皆さまも『他のチームに負けないバスを』と、特に車内のカラーリングにはこだわり、1年以上かけて打ち合わせを重ねました。使命感は感じましたね」

バスという高額な車両を扱う高橋さんは、何年かけてもじっくりとお客さまと信頼関係を築くことを大切にしているといいます。

「時間をかけて進めてきたので、すべてが仕上がり、ファン投票で選ばれたラッピングデザインの施工が完了したときの感動は大きかったです。」

そんな地道な努力の末に生まれた新しい選手バス。今後のメンテナンスも引き続き担当することになっています。ピカピカの選手バスの乗降ドア下に掲げられた東海自動車工業の社名ロゴは、高橋さんたち社員の誇りです。

乗降ドアに社名ロゴが入っています
色遣いにこだわった車内インテリア

静鉄グループの自動車整備会社といっても整備対象は大型バス、トラックばかりではありません。軽自動車から普通乗用車まで個人のマイカーの車検・点検・整備にも専門の技術と体制で対応しています。
官公庁の公用車や商用車、リース車など、長期契約で行う整備業務も多数実績あり!様々なクルマと向き合う整備士さんたちが腕を磨いています。

車の状態をお客様にていねいにご説明します
アメリカから輸入されたスクールバス。
珍しい車両もおまかせ!

●東海自工の技術力が高い理由は?
当社には日々たくさんのクルマが入庫します。いろいろなメーカーや車種の整備が経験でき、大型や小型など部署ごとにエキスパートがいるので、何があってもすぐ相談できるのが当社の強みだと思います。EVなど年々進歩するクルマの知識を研修で身に付けたり、最新型の整備機器が必要なときもすぐ導入を検討したりと、新しいことも積極的に取り入れています。

●仕事の上で大切にしていることは?
時間内に確実に作業を完了することと、お客さまにわかりやすく説明することです。当社ではお客さまに立ち会っていただくJET車検も行っているので、クルマに詳しくない方でも家でご家族にどんな整備をしたか言えるくらいわかりやすく伝える必要があります。専門用語を使わずどう伝えたらいいかといつも考えています。

●やりがいや達成感を感じるのはどんなとき?
直した結果が目に見えてわかる仕事なので、難しい作業をやり遂げると達成感を感じられ、その上お客さまに「ありがとう」「クルマの調子が全然違うね」と言っていただけるとうれしいですね。半面、当社は長いお付き合いのお客さまが多いので、ご要望を汲んで信頼をつないでいく責任も感じます。車検後のメンテナンス方法など、何でもご相談いただけたらと思います。

小型サービス課 自動車整備士 船山満さん
入社以来13年、小型車の整備を担当

●メンテナンスカーって何ですか?
僕ら巡回チームが工具や部品などを積んだメンテナンスカーでお客さまのもとに伺って、その場で3ヵ月点検などの定期点検を行っています。その他、急な故障修理への対応や、現地で作業可能な修理なども担当します。工場で経験を積んでオールマイティな整備技術やコミュニケーション力を身に付けた中堅整備士が巡回します。

●仕事の上で大切にしていることは?
巡回担当者は基本的に一人で作業をするので、さまざまな判断や実際の修理も自分がミスをしたら後がありません。一つ一つの作業をていねいに、そして交換作業後は工具で複数回確認!さらに指差し確認をするなどして、確実な作業を心がけています。時間がかかってもそれだけは譲れないです。

●クルマを守る仕事の使命感とは?
静岡県は全国的にみても交通事故発生件数が多いそうです。クルマは人や物を一度にたくさん運べる便利な道具であると同時に凶器になるものでもあります。命を預かるものだから、自分たち整備士も命を張って、皆さんが安心安全に運転できるように、1台1台完璧な仕事を追求しています。最近はクルマ好きな方と無関心な方の2極化が進んでいますが、ご自分が乗るクルマのことにもっと関心を持っていただけたら嬉しいですね。

巡回 自動車整備士 藤浪巧さん
工具が詰まったメンテナンスカーで市内を巡回

東海自工では日本の専門学校で自動車整備技術を身に付けた外国人整備士を積極的に採用しています。スリランカやインドネシア、フィリピン、ネパール、バングラディシュなど国籍も様々。スリランカ出身のウダラさん、ラサンガさんと、彼らの上司の佐藤課長にお話しを伺いました。

営業部 営業管理課(大型車両担当)佐藤誠さん
スリランカ出身のラサンガさん(左)とウダラさん(右)
笑顔で働く外国人整備士の皆さん

80年もの歴史を築けたのはなぜなのか。大賀了社長にその秘訣や今後の展望を伺いました。

当社の歴史は戦時下の1944年に静岡鉄道株式会社が藤枝市にあった既存の自動車整備工場を取得したことから始まり、翌年、運輸省の指示により周辺の整備工場を統合して設立した会社です。戦後のクルマ社会の進展とともに成長し、静鉄グループの交通事業を含めた地域の様々な産業やカーライフを支えてきました。

これまで社業を続けて来られた一番の要因は先輩方の信頼の積み重ねだと思います。技術の進歩と共に発展を続けてきたことが、お客さまからの良い評価につながっています。大型車はもちろん、個人のお客さまやクルマのリース会社のお客さまなど小型車の実績も豊富で、車検点検だけでなくクルマの販売も実績を重ねています。こうした先輩方から受け継いだ財産をより良い形で次の世代につなげることが自分の使命だと思っています。

そこで大切なのは人財です。自動車製造はロボット化が進み、クルマのネット販売も始まっていますが、整備の仕事だけは人が介在しなければできません。現役の社員はもちろん、今後整備士を目指す世代にとっても働きやすく、働きがいのある環境を整えて、これからも地域の皆さまに認められ、安心してご利用いただけるお店を目指していきます。

社長に就任して1年、「これまで会社を築いてきた先輩たちのすごさを感じています」と大賀了社長

暮らしや産業に欠かせないクルマを安全面から支えている東海自動車工業の皆さん。社長をはじめフレンドリーな雰囲気の社員さんたちには、長い歴史が培った確かな使命感がありました。100周年に向け、これからも進化を続けていきます。

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静岡支店
静岡県静岡市駿河区国吉田2-1-11
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静岡県藤枝市南新屋239
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静岡県榛原郡吉田町住吉780-1

東海自動車工業 ホームページ
https://tokaijikou.com/

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